yello-bole... kaywoodie... etc //vintage American pipe collection.
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OLD ENGLAND 729
Liverpool shape(Lancashire)

sasieniのセカンドブランドOLD ENGLANDのリバプール。
これはセカンドなので入ってませんが、本来のファーストラインのサシエニ(FourDotとか)には
TOWN NAMEという、英国のそれぞれの都市名が入ってまして。リパプールシェイプなので
これもLiverpoolなのかと思ったら(そういうパイプも実際あります)こちらはLancashire。

ランカシャースタイルレスリングと4000もの小さい穴が
見つかったとビートルズが歌った事で有名なランカシャー。(俺の独断と偏見による)

うちにあるパイプでも一番使用頻度が高いパイプ。エースで4番です。


このパイプは本当に思い出が一杯でして。
ちゃんと手元に戻って来たのでちゃんとアップしてやらないと思いまして
これを書いております。本当に書くと長い。

だいたい2年位前にBriarBluesのmikeさんから買いまして。ebayで。
だれーも値をつけてなくて10ドル位で落ちたんです。ウヒヒやったーと思いながら
手に入れたら見た目はキレイ。ナチュラルじゃなくて色が入ってて、目立つ傷もない。



一カ所難をつけるとしたら、スタンプが消えかかってた事。
ステムが変色気味なのはよく使ってるからです。ええすみません汚くて。

で、外見キレイだからとタバコを詰めて吸ってみたら、どーにもラムの匂い。
何を吸ってもラムの匂いがして全然うまくないの。なんだこりゃーと思って。



フイッシュテールリップが幅広で銜えやすく外見キレイ。
Livepoolの違いはここなのかしら?

んで、外見はキレイだから中もキレイにしてくれてる筈だし、それにしては匂いが取れない
おかしいなーと思って吸ってたけどどうにも味は変わらない。ステムにモールを通しても
特に汚れてる様子はない。
んーあれー?と思ってしばらく使ってなかったのですが、ある時出して思い立ってシャンクを
掃除してみたら、まぁ出てくるわ出てくるわタールの山。

もうね、なにも信じなくなったね。あれから。
買ったらとりあえず掃除はしようと心に誓った。

で、シャンクを掃除してみたんですがそれでもまだ匂いが取れない。
また吸わない期間があって、しばらくしてからアルコールレトルト(A/R)が
極小的にブームになって。それだったら匂いが取れるかもと思って直ぐに買って
数回A/Rで念入りに掃除してようやく匂いは取れた。ああよかった。

ね、ボウルもキレイでしょ?


ところがこのパイプまだ難癖ありましてww
綺麗になったんですが肝心の味がおいしくないwww

sasieniがうまい、ってみんな言うけどちっともうまくないのよ。なんでだろ?

と思ってそれでもがんがって一生懸命吸って。とにかく吸って。
で、ある時A/Rをかけたら途端にうまくなった。

「ど…毒が裏返るっっっ!!」


って気分でしたよwwええww
それが多分半年くらい前。夏だったのは覚えてる。一昨年かも?あれ?

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sasieniってMarshallみたいな味だと思ってます。JCM2000とかじゃなくて
800とかそれ以前の古いマーシャルの感じ。
KBBはFenderのTwinReverb(リバーブ多め)だとして、Dunhillはvox辺りに置いといて
comoyはMESA BOOGIEのRectifier。

これギター弾かない人にはさっぱりですねwwサーセンwww

コクがばしっと来て、甘みもあってvaでもラタキアでも着香でも美味しく頂ける
バランスのいいオイルキュアのかかった味。素晴らしいですね。


リップは少し厚めですがしっかり噛める方が好きなのでこれ好みです。
厚い方が好きなのかもしれない。comoyとかも快適なんだけど噛んでるとなんか不安でね。




スタンプのアップ
OLD ENGLAND
LONDON MADE
729

OLD ENGLANDにはsasieni表記はありません。
シェイプナンバー29の頭に7がついてるのは古いものらしい。
これは前に紹介した#733と一緒。
つーかこれがうまいからもっとsasieniが欲しいと思って買ったのが733ですから。

埋めはボウルの底辺りに二カ所。
シェイプナンバーと一緒に見えると思います。



最後にもう一個思い出を。

昨日このパイプ、オフ会で落としましたwwww
タッパーから出した時にぽろりと落ちたらしい。
幸いお店にて見つかったので良かったですが、折れてたり他のお客さんが持って行ったり
してないかとひやひやものでした。大事なパイプですので慌てて取りに行きましたよええ。

いつもお出かけする時にはこのパイプだったけど、今度から他のにしよう。
大事にしてあげよう。いつもありがとう。今後共よろしく。
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DUNHILL SHELL LB
Large size billiard heavy shank
いわゆるLetter Shapeと呼ばれる、シェイプナンバーではなくアルファベットが用いられたもの。
戦前のダブルパテント(DUNHILLが米国内で取得した2つの特許番号が記載されてる)のもので
年代判定も分かりやすく、非常に人気があるモデルです。



77ドル。
下衆な話しですがお金の話しからします。ebayで競り合った結果77ドルで落札しました。

これだけのコレクティブルなアイテムが格安で落ちると言う事はそれなりの理由がありまして
ボウルにクラックが入ってました。
しかし逆に言えば、例えばリペアショップに依頼してクラックを補修して100ドルかかったと
しても、それでも日本円で20000円程度な訳です。20000円って言ったらちょっとしたハンド
メイドパイプだと入門モデルしか買えない値段な訳じゃないですか?
それがこのブラスト。そしてステインの現存状態。もうピカピカだしすげーかっこいい。

まぁそんなに頻繁に出てくるものではないですが、逆に言えば年に1~2本は出てくるので
戦前のダンヒルは伝説のもので、ちょっと手が出ないという認識は改めてもいいのかもしれない。
いや、改めて下さい。確かに瑕疵はありますがちゃんと吸えるパイプは手に入ります。

現に自分は手に入れました。これから細かい詳しい話しはさせて頂きます。
もうね、書きたい事は多過ぎて。




という事でボウル部分のアップ。
今回ボウルのクラック及び酸化したステム等のリペアは、YOBのoldbriars氏に依頼。

依頼、というか「こんなパイプを手に入れたよ」という話しをしたらレストアを進んで
買って出てくれたので。おんぶにだっこで甘えてしまいました。

この場を借りて改めてお礼を述べさせて頂きます。
どうもありがとうございました。

上写真の中央手前、下写真の左手前側にクラックが入っており、一部はボウル内部にまで
達していたそうです。これをシェラックニス+灰とシェラック等を混ぜた保護材で埋めて
頂きました。

このブラスト、なにかに似てるなーと思ったら
アーモンドクラッシュポッキーでしたww
ナッツをまぶして上からチョコをかけたアイスとかでもいいですww
もうね、その位ゴツゴツ。ガリガリ。
だからこそヒビが入ってしまったのでしょうね。うーん…。難しいな。


ほら。似てね?




写り込みする程ピカピカに磨かれたステム。
ピアノブラックという言葉がふさわしいですな。

象牙が埋め込まれてるらしいホワイトスポットは微妙にミルキーホワイトでして、
それも雰囲気抜群。ステムも真っすぐでリップの開口部も広く取られてます。
ステムとの境目が痩せないように微妙に残して磨く匠の技。こうやるんですね。
真似したいものです。

リップのエッジが少し無くなっていたのですが、そこもヤスリでエッジを出してくれたそうです。
すごいよOB氏。いやマジでヤバいww





ホワイトスポットが微妙に右にオフセットしてるなーと思ってたのですが、
煙道も微妙に右にずれてる感じです。
しかしInner Tubeを通すべくしっかりと大きく開けられた煙道といい素晴らしい出来。





LB 7
DUNHILL'S "SHELL" MADE IN ENGLAND
PATENT Nos1130806/15&1341418/20 6(underlined)

REG,No
654x3x

シェイプレターLBの後ろに打たれている7はInner Tubeのサイズを表しているそうです。

1130806はDUNHILLのInner Tubeに関する特許、 1341418はオイルキュアに関する特許番号。
二種類のパテントナンバーが打たれたものは通称「ダブルパテント」と呼ばれており1926-34年
まで使われてました。アンダーラインの6なので1926年製で確定。
シャンク裏に打たれてるレジストナンバーはバフアウトされやすいため、現存してるものは
少ないのですがそこの部分はしっかり残して頂きました。感謝。
目視だと一部薄くて判別しにくいのですが、Reg,No 654638と打たれているのでしょう。


パイプの黄金期、って1930年代だったんじゃないか?と思っているんです。
40年代になると戦争が始まっちゃうしその後は紙巻きの方が市場のシェアが大きくなるし
古い良い木が手に入る、世界的にも景気の良かった1930年代がパイプ市場が一番成熟した
時期だったのでは、と思うんです。

それと、DUNHILLの創設者アルフレッドダンヒルがダンヒル社にいたのは1928年まで
だそうです。となるとこのパイプは創設者がいた最後の時代、しかしパイプが成熟期を迎える
前夜に作られたパイプなのでは…?微妙にずれた煙道を見るとそんな事を考えてしまいます。

クラックを塞いだ部分が生乾きの為、まだ吸えませんが、そんな思いを馳せられるのは
とても素敵だなと思います。新年明けて始めて手にするにはあまりにも強烈すぎますが。
盆と正月が一辺にキタ気分でしょうか?

しかしパイプっていいなーと改めて感じさせてくれる一本です。

本年もよろしくお願い致します。




####追記(01/02)####
寝て起きたらシェラックがカッチカチになっていたのでもうたまらずOldGowireを詰めて喫煙。

ああ。そうだこの味だ。
shellってこんな味だった。

shell-freak氏、という方がおります。パイプのオフ会をきっかけに仲良くさせて頂いてる
DUNHILL SHELL LBばかりを集めてらっしゃる方です。s-f氏のコレクションをオフ会で吸わせて
頂いた事があるのですが、その時と同じ味です。
抑揚が利いてて香りが立ち、上に甘さがぐぐっと来る味。最初吸うと煙がクールなので
味がないのでは?とすら思うのですが、落ち着いてくるとどんどん味が出てくる。

やっぱりうまい。shellうまい。
憧れだったこの味が遂に自分の元に来ました。

ただ、DUNHILLはやっぱりスロースターターな感じがします。本調子じゃない。
まだ自分の手に馴染んできてないし、日本の空気にも馴染んでない感じ。
お前もっとうまくなるだろう?きっと。
カーボンをつけてボウル内部を強化しないといけないので、ゆっくりと時間をかけて
ブレークインをしないとです。


GBD TRIOMPHE #9487
こんな見た目微妙なパイプでしたが、磨いたらキレイになりました。





見た目でパイプを買う事は殆どないのですが、ヒトメ惚れして思わずBid入れたパイプ。

え?かっこいいでしょ? 当然!

アップルシェイプのボウル(ビリヤードにしては底が張ってる)にスクエアパネルのシャンク、
それにテーパーの丸いステムがささるってだけで充分お腹一杯なデザインなのですが、さらに
ボウルにカービングが入ってるなんてwww
何か「俺の考えた最強カレー」(オムライスにカレーがかかってハンバーグが載ってる)みたいな
過剰さ。そういうのが好き。
フリーハンドものと違って基本シンメトリーを少し崩した感じなのが好きなんですわ。





彫り物部分のアップ。
ボウル正面から見た時は「キン肉マンソルジャー」を思い出したのですがあれとは逆の彫り。
(あれは彫りじゃないか。)

自分、箸とペン以外はだいたい左利きなのでパイプも左手で持つのですが、持った時にちょうど
親指と中指あたりがカービングのところにかかるので大変キモチイイ訳です。
意外とステインもキレイです。見てても楽しい。



テノンは二段になってます。
リップは撮ってないのですが、幅広で薄くエッジが立ってて快適。
リップは厚ぼったい方が好きなんですが、この位の幅があればしっかり保持出来るので
いいですわ。意外と長い割にバランスもいい。 ちょっとステムルーズなのがアレだけど。





スタンプ部分のアップ

GBD(in circle)
TRIOMPHE
MADE IN FRANCE

9487

TRIOMPHEというのは「勝利」、「凱旋」とか言う意味らしいです。
L'Arc de Triompheで「凱旋門」って意味らしいです。あの有名なパリのやつね。

フランス製GBDはPre Cadogan、と言う事です。
ステムにラウンデルがなく、マークが刻印されてるだけなのもフランス仕様なのか
年代が後年だからなのかは不明。

吸ってみると特に悪くなく。
GBDって特に「香りが出る」とか「甘い」とかではない、ピークのない味なんですよね。
そういう味付けされた感すらあるパイプばかり吸ってると違和感を覚えますが、
うまい事はうまい。
ステムが二段の割にその先の煙道が細いのがちょっとアレかな。
でもいいんです。デザインがいいから。

なんか始めてそんな事を思ったパイプでした。

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